幼稚園教諭を目指す皆さんへ

雑記

ついこの間、年が明けて新しい年になったはずなのにもう2月の後半に差し掛かり、時の流れの速さに驚いている今日この頃です。

さて、先日息子を幼稚園に送って行った時、実習生を見かけました。私は元幼稚園教諭なので実習に行くことも受け入れることも経験しました。「あ〜懐かしいなぁ。」と思い、せっかくなので当時のことを思い出して書くことにします。

幼稚園教諭への道

幼稚園教諭になるためには「幼稚園教諭免許状」が必要です。これは国家資格になるので試験を受けなければなりませんが、短大・大学・専門学校に進学し教育課程を履修し卒業すると免許を取得できます。

免許の種類

幼稚園教諭には「一種免許」「二種免許」「専修免許」の3種類があります。どの免許を持っていても幼稚園で働くことが可能です。それぞれの免許の違いは以下の通りです。

  • 一種免許・・・4年生大学を卒業
  • 二種免許・・・短大や専門学校のような2年生課程を卒業
  • 専修免許・・・大学院修士課程を修了

余談ですが、就職した時に給料に少し差があります。二種より一種、専修の方が高いです。

大学に進学するか、短大に進学するか

これは本当にひとそれぞれの考えで進む学校を決めるのが一番だと思います。私は早く現場に出たかったので、短大に進学しました。働き始めた当初は、4年制大学に通っている友達が学生生活を楽しんでいる姿が羨ましくて「私も大学にしたらよかった〜。」と思うことも多々ありました。私の短大生活は1限からフルで授業は詰まっているし、1つの実習が終わったらまたすぐに違う実習が始まるし、サークルなんてやってる暇ないし、という感じであっという間の2年間だったので。でも今思うと、短期間でぎゅっと濃い学生生活を送り、すぐ現場に出て大学の友達よりも2年早くキャリアを積めたことはよかったなと思います。

学生の間にやっておいた方がいいこと

ピアノです。各幼稚園によって、必要とされるレベルは異なると思いますがピアノは弾けるに越したことはないです。私は短大に入ってから初めてピアノを習いに行きました。本当にもっと早くからやっておけばよかったと後悔しました。私が働いていた園はピアノが弾けないと厳しい園で、学年によって歌う歌のレベルも違い、年長の担任になった時は帰宅後と出勤してから毎日死に物狂いで練習していました。子どもの前で弾くのも緊張するし、子どもに合わせて弾くのも大変だし、ピアノ苦手人間だったので間違わずに子どもを見ながら弾ける余裕ができるレベルになるまで繰り返し練習しました。ピアノはとにかく練習あるのみなので、苦手な方は一生懸命練習してください。苦手な人の気持ちは痛いほどわかるので、練習頑張ってとしか言えないことがもどかしいです・・・・

実習の日々で身につけること

「実習」この言葉を聞くだけで今でも鮮明に実習に行った日々が思い出せるぐらい辛かったです。笑
実習先や担当の先生によって実習の感想って様々だと思いますが、私は辛かったです。現場に出て毎日子どもたちと関わって、キャリアを積んでいくことがどれだけ大切で大変なことか身にしみて感じました。実習には終わりがあるので毎日必死に「終わりが来るから頑張れ!自分!」と励ましていました。教諭になってから実習生に対して思うことは、「自分から行動できること。」「挨拶ができること。」「子どものことを大切にできること。」この3点は絶対に身につけておいてほしいと思います。

自分から行動できること

何をどうしていいか分からないのは当たり前なので、とにかく「何かできることありますか?」などと自分から聞きにきてください。きつい言い方になってしまうかもしれませんが、指示待ち人間では保育をしていくのは大変です。少しずつでいいので視野を広げ、先を読んで行動できるようになれるといいですよ。ただし、実習中自分だけの判断で行動するのはNGです。必ず担任に一言かけてからにしてくださいね。

挨拶ができること

これは本当に基本的なことです。「ありがとうございます。」「すみませんでした。」などの言葉もきちんと言えることが大切です。子どもたちに教える立場なので、先生はできて当たり前です。また、保護者とも関わるので基本的なことができていないと印象が悪くなり信頼関係を築くことが難しくなります。日々大変だと思いますが、笑顔で挨拶ができる先生を目指してください。

子どものことを大切にできること

これは当たり前のことで、1番大切なことです。子どものことを一個人として認め、接することを大切にしてください。「子どもだから。」「このこ苦手だから。」その気持ちは子どもにバレています。子どもって大人が思っている以上にその人が放つ空気を感じ、表情を読み取っています。先生も人間なので忙しかったり、カリキュラムに追われたり余裕がない時もあります。そんな時こそ一呼吸おいて笑顔で子どもたちと接することを忘れないでください。

素敵な先生になってください

4月からお仕事スタートの新任の先生たち。いよいよですね。躓くことや、悩むこと、辛いこといっぱいあります。でもそれ以上にかけがえのないものをたくさんもらえます。どうか、子どもたちを幸せにできる先生になってください。元幼稚園教諭として、子どもを幼稚園に預けているママとして、応援しています。

保育に関する質問などありましたらコメントや問い合わせフォームまでお気軽にどうぞ♪

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