実習の時に「持ち時間30分程度で何かやって。」と言われることありませんか?私はありました。室内ゲームにするか、制作にするか・・・・悩んだ末、ゲームに決めて指導案を書いて提出したら「あ〜。そのゲームやったことあるから他のことにしてくれる?」とバッサリ。そんな思い出があります。
今回は、そんな実習の時にも使えて、先生になり担任を持った時にも使えるリトミック遊びをご紹介します。雨で外に出られない時や、少し時間がある時に準備要らずでできますよ!
おすすめリトミック遊び「よ〜く聞こうピアノの音」
始める前にどんな音が聞こえたらどんな動きをするか説明します。
- 基本はマーチ(長調の明るい曲調)のリズムに合わせて時計回りに歩く。
- 曲調が単調の暗い曲調になったら、後ろ歩きで反時計回りに歩く。
- 音が半音ずつ上がっていったら、その場で回る。
- 低い音になったら、ゾウさんになって時計回りで歩く。
- 高い音になったら、リスさんになって時計回りに小走りで回る。

ゾウさんは低音でゆっくり、リスさんは高音で速く弾くと動物の表現がわかりやすいよ。
- 「ドレミ階段」と言われたらその場にしゃがんで、「ド・レ・ミ・ファ・・・」と一音ずつ弾く。子どもたちはピアノに合わせて「ド・レ・ミ・ファ・・・」と一音ずつしゃがんでいる状態から立ち上がっていく。高い方の「ド」で完全に立つ。高い方の「ド」から始めて、だんだんしゃがんでいく反対のバージョンもあり。

全体を通して、子どもたちが動きやすい速度でピアノを弾くといいよ。
以上のことを保育者が実際に動きながら説明します。長調のマーチのリズムに合わせて歩いている中で時々音に変化が出るので、音をよく聞く。ということを子どもたちに簡単に説明してあげると、より分かりやすいかと思います。また、簡単にでいいので、明るい曲調は長調、暗い曲調は単調というような説明もしてあげると良いかと思います。説明が終わったら一度練習をしてやってみましょう。
このリトミック遊びを通して、音の違い(高い・低い・明るい・暗い)や速さ(速い・遅い)を知り、音を楽しむことができるようになればいいなと思っています。また、ピアノの音をよく聞いていないとできないので自然に集中して音を聞くようになります。遊びながら音を聞き分ける事や、集中することが徐々に身についてきます。
ぜひ先生方も楽しんでやってみてください♪
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